【うつ経験者が語る】就職時に本当に不利なのか
この記事は、こんな人におすすめします。
・うつって就職時に不利なのか知りたい
・隠したほうがいいのか知りたい
ちなみに、中の人は2019年にうつ病を発症しました。
その経験を元に下記のことが分かる内容でお届けします。
・不利なのかどうか分かります
それでは、早速見ていきましょう。
就職時に本当に不利なのか
うつの経験をしている人にとって、うつが就職に不利なのかどうか非常に気になるところですよね。
今回は、うつが就職にどのような影響を与えるか、考えてみました。
事実を受け止める
まず大事なポイントはこちらです。
就職しようと考えている人の多くは、うつが完治または寛解した人かと思います。
もう症状も出なくなったし、うつのことなんて隠して就職すればいいと思う方を多いかもしれません。
うつを隠して就職する場合と、うつをオープンにして就職する場合について、考えてみたので、紹介しますね。
うつを隠した場合の就職
まずは、うつを隠して就職する場合について、考えてみました。
選択肢が広がる
一番大きなメリットは、特に制限もなく就職活動ができるところです。
持病や何かしらの身体の不調を抱えていると知られたら、それだけで企業側は採用を躊躇ってしまいます。
しかし、残念ながら、それは今の日本では当たり前のことなのです。
雇いたい魅力等がない限り、うつなどの精神疾患をリスクと捉え、採用を渋るのが現状です。
そうした背景をふまえると、うつをオープンにして就職活動を成功させるためには、あなたが求めている企業とは全く違う企業に入社するはめになるかもしれません。
それどころか、就職自体難しいと言われるかもしれません。
うつの症状が出ていないのだから、わざわざ過去のことを掘り返して正直に話す必要も、人によってはないと感じることと思います。
健常者と同等の条件で、就職活動できるのなら、それに越したことはありませんよね。
隠すための努力
就職活動中に、面接や質問事項などで、過去に精神疾患に掛かったことがあるかと聞かれる人も中にはいるそうです。
聞かれたと言っても、正直に答えるべきかどうか、人によって答え方は様々あると思います。
仮に聞かれた時に、うつのことを隠す嘘をつく場合、もし受かった時にはその嘘を隠し通す必要があります。
人間の心理的に、嘘をつき続けることは、精神的に辛いものがありますよね。
仮に聞かれなかった場合でも、正直に話しておくべきなのかどうか、迷う人もきっといるはずです。
どちらにしろ、わざわざうつの経験があると告白しなくても良いと感じる方は、退職するまでは嘘を貫き通すようにしましょうね。
ばれた時のリスクが大きい
過去に精神疾患に掛かっていたことを意図的に隠していた場合、何かのタイミングで発覚することがあります。
口を滑らせてしまった、
聞かれたので答えてしまった、
源泉徴収などの記録でばれてしまった、
基本的には、うつを隠しているだけで即時解雇などは日本の法律上許されません。
ですが、特別な場合や会社を運営していくうえで重要なことに関係するなど、期間を設けて解雇される可能性は少なからずあります。
しかし、解雇などのリスクもそうですが、特に辛いと予想されるのは、会社でのポジションや居心地などだと思います。
うつであることは噂で広がったり、業務をするうえでうつであったことを理由にパワハラ、セクハラ紛いのことをされたりするかもしれません。
まあそんな会社は辞めたほうが良いと客観的には思えますが、当事者になるとそう簡単に割り切れないこともありますよね。
ばれた時のリスクを考えると、どこかのタイミングで会社に伝えておいたほうが良かったと思うかもしれません。
うつをオープンにした場合の就職
それでは、うつを隠さずにオープンして就職する場合どうなるのか、考えてみました。
選択肢が狭まる
過去に精神疾患に掛かった人はお断り、こんなことは公にはあり得ません。
しかし、実際に就職活動をしてみると、うつのことをオープンにしただけで、全然採用してくれないと言う方も多いです。
そうすると、健常者の方に比べて、自然と選択肢が狭まっていきます。
仕方のないことだと割り切って、
あなたを雇ってくれる企業を探し続けるか、
うつを隠して就職活動してみるか、
雇ってくれないなら、自分で起業するか、
人それぞれで考え方は変わってくると思います。
もし、起業に興味のある方は、うつでも起業できるのかなどをまとめた記事がありますので、良かったらご覧ください。
無理をする必要がない
うつのことをオープンにして就職できた場合、隠す場合に比べて、心理的な負担がかなり減ることと思います。
会社や同僚もあなたの事情を鑑みて、業務配慮してくれたりすることも期待できます。
無理のない業務を安定して行うことは、ストレスも掛かりにくくなり、うつの再発防止にも繋がることと思います。
また、障害者手帳を持っている方は、企業の障害者雇用枠で就職するのもひとつの選択肢です。
企業は、その規模に応じて必ず障害者を雇用する必要があります。
つまり、健常者の方はその枠に応募ができないため、必然的に倍率が下がります。
大手の企業や有名企業にも入れるチャンスになるかもしれません。
あなたが希望する会社の募集要項などをしっかりと確認してみて、必要に応じて問い合わせてみると良いかもしれませんね。
独自の経験ができる
オープンにすることで、うつの経験をしているあなたにしかできない職種についたり、業務を行うかもしれません。
会社のメンタルヘルス担当、
労務担当や人事担当、
うつの経験を逆に強みとして、生かしていければ、それはあなたにしかできない仕事となります。
オリジナリティや独創性あふれる人を、会社は手放したくはないですよね。
おわりに
如何でしたか?
今回は、就職時に本当に不利なのか、隠した場合とオープンにした場合それぞれで考えてみました。
本当に不利なのかどうか、あなたの考え方で変わってくると思います。
この記事が、少しでも多くの人の参考になれば幸いです。
うつに関することを他にも発信していますので、良かったらご覧ください。
最期まで読んで頂きありがとうございました。