【体験談付き】うつ病で暇な時に試してみたいおすすめな過ごし方
うつ病になると会社を休み、休養に専念することになります。
休養に専念するといっても、どのように過ごせばいいのか分からない方も多いかと思います。
そこで、中の人の経験をもとに、おすすめの過ごし方を紹介します。
私見も大いに含んでいますので、全てが正しいとは言いません。
その辺はご容赦ください。
うつ病の時のおすすめな過ごし方について
世間一般的に言われているのは、「生活リズムを整える」「日光を浴びる」「軽い運動をする」など、確かに正しいことと思います。
世間一般的な過ごし方を知りたい方は、病院などが発信している情報がありますので、検索してみてください。
参考までに、下記にもリンクを張っておきます。
うつ病になった時、どんな過ごし方をしたら良いの?治療の方法は?
しかし、それはあくまで一般論であり、実際にうつになって過ごす人の目線に立つと、そんな綺麗ごとばかりではやってられません。
辛い時はそれどころではないし、体調が安定していても、時間を持て余してしまい、やることが本当にないのです。
うつになる前は好きだったはずの趣味や楽しみが、うつのせいで興味を失ったり、やる気が起きないこともあるのです。
このような生活を数か月から長い人で数年間続けることになります。
それでは、一体どのように過ごせばいいのでしょうか。
うつ病の発症から回復までの流れに沿って考えていきましょう。
発症~急性期
一般的には、うつ病発症~3か月程度
とにかく横になる
この頃は本当に辛い時期です。
正常な思考ができずに、ひどく落ち込んだり、憂鬱になり、何もすることができなくなります。
そんな時は、とにかく横になっていてください。
昼夜逆転の生活になったり、数時間置きに睡眠と覚醒を繰り返したりすることもあります。
何も考えないようにと考えはじめたかと思うと、永遠とどうしようもないことを考えたりすることもあります。
しかし、必ず症状は改善していきます。
必ずです。
なぜなら、いくら調べても、急性期を抜け出せない人など存在しないのです。
また、中の人は2ヵ月~3か月程度で急性期を脱した気がします。
テレビ、ドラマ、アニメ、映画なんでもいいので一気見する
横になったまま生活をするために、動画は最適です。
携帯でもテレビでも観ることが可能ですしね。
見たい動画があれば、それで構わないのですが、この頃は何に対しても関心や興味が失せている人が多いかと思います。
大切なのは、とりあえずなんとなくでもいいので、シリーズものや長編ものを選ぶことです。
そして、たいして面白くもないし、興味があまりなくても、とりあえず流し続けることです。
そうすることで、たまに集中して観る機会がでてきます。
集中して観た後はまた垂れ流し、そしてまた集中して観るのサイクルが自然と生まれ、ほんの少しずつ症状が和らいできます。
上記は、有名な動画サイトですので、きっとあなたが観たいものが見つかると思います。
他者との関わりを絶つ
うつ病になると、周囲の人はとても心配します。
もしあなたの身近な人がうつ病に掛かったら、心配するのと同じです。
しかし、当人にとって、誰かとコミュニケーションを取るには、それなりのエネルギーが必要なのです。
会話をする為には、話す内容を考え、頭の中でまとめて、伝える必要があります。
会話という僅かな時間で、それを繰り返す必要があるため、多少ムリゲー感があります。
そのうち反応するのも億劫となり、自然と関係が途絶えます。
周囲の人にとって、心配してあげたのにそんな態度かと関係性が悪くなるかもしれませんが、それでいいと思います。
少しでも体調が改善し、コミュニケーションが取れるようになってから、いくらでも取り戻すことは可能なのです。
とりあえず、1人でゆっくりと落ち着ける環境をキープすることが大切だと思います。
回復期
一般的には、4~6か月以上
いろいろと手を出してみる
急性期の時に比べ、症状が落ち着いて何かしら行動できる時間帯が増えてきます。
そんな時、よく時間を持て余してしまい、それが原因で落ち込んだり、憂鬱になったりしてしまうかもしれません。
この頃は、体調が良くて動ける時に、なんでもいいのでやってみると良いと思います。
中の人は、本を読んだり。
資格の勉強をしたり。
図書館に行ったり。
喫茶店に行ったり。
家事をしたり。
ウォーキングしたり。
筋トレしたり。
動画を観たり。
ゲームをしたり。
漫画を読んだり。
料理をしたり。
ブログを始めてみたり。
いろいろなことをして時間を埋めています。
時間を持て余した時にできることをまとめた記事がありますので、良かったらご覧ください。
運動でも始めてみようと思った方は、こちらに運動についてまとめた記事がありますので、良かったらご覧ください。
当然、何もする気が起きないこともよくあるので、そんな時はとりあえず横になっています。
自分がやりたいと思った時に、できることから少しずつ初めていくのが効果的だと思います。
スキルのフリマ【ココナラ】上記では、自分のスキルを販売したり、人のスキルを買うことができます。
みてるだけでも面白いので、是非ご覧ください。
人生について考えてみる
大層な見出しですが、普段生活していくうえで、人生について考える機会は思ったより少ない気がします。
過去のことや、これからのこと、将来どうなりたいか、復職したら誰に何と言おうか、とことん考え悩みます。
同じことを何回も何十回も考えてもいいのです。
考えることができるってことは、それだけ回復してきた証拠なのです。
考えた結果、結論が出ないことのほうが断然多いです。
それが人間だと思います。
やる必要のあることをやっていく
当たり前な話ですが、やる必要のあることは、やる必要があります。
しかし、やらなくても本人だけが困ることに関しては、なかなかできなくて後回しにするものです。
前日くらいに目標を決めると効果的だと思います。
明日は車のエンジンオイルを交換しよう。
明日は美容院に行こう。
明日は傷病手当金の申請書を作成しよう。
急性期に出来なかったことを、少しずつどれだけ時間が掛かってもいいので、やっていくことが大切だと思います。
何度も言いますが、気分が乗らなければやらなくて良いと思います。
中の人も、やらなければと思いながら、全然やっていないこともたくさんあります。
再発予防期
一般的には、半年~数年程度
※中の人はうつ病が再発してしまったため、あくまでもこうしておけば良かったのかなと思うことを記載しています
復職しながら服薬の継続
中の人がいちばん思い当たることが、服薬を早めに終えてしまったことです。
復職してから半年程度服薬を継続していましたが、結果としては少なかったみたいです。
この辺は、主治医ともよく相談することをオススメします。
ちなみに、中の人は主治医をあまり信用していなかったのですが、薬は信用するべきだったと後悔しています。
復職してある程度働くと、とても調子が良くなる人が多いかと思います。
経験者からのアドバイスとしては、調子が良いから服薬をやめるのではなく、主治医の指示に従うのが無難だと言うことです。
いろいろと手を出さない
回復期とは真逆のことを言いますが、いろいろと手を出さないことをオススメします。
自分が思っている以上に調子が良くて、本来の能力を超えてなんでもできると錯覚しがちになり、いろいろと始めてみたり、やりたくなります。
調子の波がプラス側に大きく振れているとイメージしてみてください。
その反動がマイナスの波となって押し寄せてきて、結果、うつの再発に繋がると思います。
ある程度自分をコントロールして、常に一歩引いて考えたり、客観的で冷静に行動できるようにしたいところです。
中々難しいかと思いますが、この記事を読んでくださっている皆様にとって、今後の参考になったらなと思います。
再発を予防するためにできることをまとめた記事がありますので、良かったらご覧ください。
おわりに
如何でしたか?
中の人の経験則に基づいて話している部分もあるので、万人に当てはまるとは思いません。
しかし、中の人がうつ病を経験した時、知りたかった情報を話しているつもりです。
この記事が、少しでもうつ病で辛い皆様の役に立てれば幸いです。
うつに関することを他にも発信していますので、良かったらご覧ください。
最期まで読んで頂きありがとうございました。