【体験談】まさか自分がうつ病になるなんて(病院探し~復職)
前回の続きからです。前回の記事はこちらを見てみてください。
最初から見たい方は、こちらからです。
前回は「うつ病」と診断され、どこかほっとしたところでしたね。
まさか自分がうつ病になるなんて
自分がうつ病であると診断されたにも関わらず、心のどこかでまだ認めたくない自分もいました。
「自分はうつなんかではない」
「健常者でいたい」
と強く思った覚えがあります。
しかし、この頃は本当にしんどくて、本当に何も考えることができない状態が一定期間続きました。
ちょっと分かりにくい例で表すと、
あらゆる物事を点とするならば、
その点はすべて独立しており、
結ばれて線になることがなかったのです。
誰かと会話する時、相手の言葉を理解し、頭の中で考え、発言をします。
その繰り返しをすることで、会話は成り立ちます。
しかし、相手の言葉が理解できないため、考えもまとまらず、発言することができなくなり、自然と会話が減っていったのです。
そんな状態と同時に、睡眠障害も起きていました。
私の場合は、眠たいという欲がなくなり、全く眠れなくなったのです。
24時間起き続けても眠くならず、少しだけ眠れてもすぐに覚醒してしまう日々を繰り返していました。
そうなると、身体のリズムも大幅に崩れ、
体がだるい気がしたり、
余計に思考がまとまらなくなっていきます。
私と同じく睡眠障害に悩まされている方、気休めにしかならないかもしれませんが、私が良いと思ったものを参考に載せておきますので、良かったらご覧ください。
また、精神的な症状として、あらゆる欲求がなくなっていきました。
人間は欲がなくなると、行動ができなくなると実感しました。
何かをしようとする時、何かしらの欲があって初めて行動できるのです。
幸か不幸かは分かりませんが、私の場合は「食欲」だけは残っていました。
あらゆる欲がなくなった中で、唯一の快楽ともいえたと思います。
その結果、昼夜問わずコンビニに行って総菜やお弁当を食べまくることを繰り返し、
体重も増加しましたね。
そんな日々を、1ヵ月~2か月程度送っていましたが、本当に徐々に症状が改善していったのでした。
実家に帰省する
ある日、会社の上司と面談している際、両親には伝えたのかと尋ねられました。
正直、両親には心配を掛けたくないとの思いから、伝えるのはとても嫌だった記憶があります。
私と同じように、身内に打ち明けることに抵抗のある方は、こちらの記事も良かったらご覧ください。
会社としては、何が何でも伝えたほうが良いとのスタンスを崩さなかったため、私は仕方なく、両親と連絡を取りました。
何を言われたかは覚えていませんが、どこか悲しそうにしてたような気がします。
両親に伝えたことを会社に報告すると、実家に帰って休養するように提案をされました。
例によって、心配を掛けるから帰りたくなかったのですが、結局仕方なしに帰ることになりました。
今思い返すと、実家に帰る行為は、症状的には良かったような気がしています。
環境が変わったこともあるのですが、
やはり両親の存在はどこか大きく、精神的にどこかが軽くなったような気がしています。
実家に帰りたくないうつ病の人も多いかもしれません。
しかし、私のように症状が改善されるケースもあるため、勇気を出して実家に帰るのもひとつの手だと思います。
実家に関する、他の方の体験談も下記に載せますので、参考にしてみてください。
実家への帰省を経て、また一人暮らしの家に戻りました。
休業してから3か月程度経っています。
復職への道のり
ある程度落ち着いてきた頃、そろそろ復職できるかなと考え始めた頃、一般的に回復期と呼ばれる頃だったと思います。
うつ病で休養中の過ごし方について、詳しくまとめた記事があるので、参照してみてください。
以前みたいな激しい症状は出なくなり、自分でも分かるくらい、改善してきました。
簡単なコミュニケーションなら難なくこなせるようになってきました。
幸い、会社の寮生活でしたので、寮母さんという気兼ねなく話せる人の存在も大きかったような気がします。
元々嗜んでいたパチンコやスロットにも行けるようになり、勝った負けたで気分が上下する感覚には懐かしささえ覚えました。
会社との面談も定期的に行われ、症状が改善してきたことを伝えると、素直に喜んでくれていました
面談の頻度がちょっと多くて嫌だった記憶があります。
そんな調子である日面談をしていると、そろそろ復職してみないかと提案がありました。
正直、復職していざ会社に行ったとき、
どんな顔をして、
どんなふうに同僚や先輩後輩と話しをしていいのか、
全く分からなかったので、行きたくなかったです。
復職の日が決まると、そんなことばかり考えており、気が進まない日が続きました。
そして、ついに復職の日を迎えます・・・。
続きは次の記事で記載します。
おわりに
如何でしたか?
この記事が、少しでも多くの人の参考になれば幸いです。
うつに関することを他にも発信していますので、良かったらご覧ください。
最期まで読んで頂きありがとうございました。