【体験談付き】大切な人がうつ病になった時のサポート方法

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【体験談付き】大切な人がうつ病になった時のサポート方法

この記事は、身内や親しい人、つまり家族親族親友仲の良い会社の人等が、うつ病となり、自分自身うつ病のことは全く何も分からない状態で、当事者のサポートをしなければならない方に、是非、読んで頂きたい記事となっています。

特に、こんな不安悩みを抱えている方におすすめします。

・身近な方がうつ病となり、どうして良いのか分からない
・うつ病当事者の気持ちが知りたい
・実際に、同じ境遇となった方の体験談を知りたい
・サポートするのはいいけど、お金についても心配

ちなみに、中の人は2019年に、初めてうつ病を発症しました。その後、うつ病の再発も経験しています。

そして、うつ病を再発したのが、結婚して4か月目だった中の人には、がいました。中の人が寛解し、中の人がうつ病で苦しんでいた時に、妻も、うつ病の人との接し方が分からず、毎日がとても辛かったと、後に聞きました。

その経験を基に、下記のことが分かる内容でお届けします。

・今のあなたにできること
・うつ病本人のために知っておくべきこと
・お金についての心配を解消する方法

それでは、早速見ていきましょう

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大切な身近な人がうつになった時のサポート方法

健康的な朝食 【体験談付き】周囲の人ができるうつの人へのサポート方法

うつ病はもやは珍しい病気ではありません。誰もがなり得る病気ですし、日本では500万人のうつ病患者がいるというデータもあります。

参考までに、少し古いデータになりますが、うつ病患者数の割合などが分かるサイトを貼っておきますね。

うつ病の患者数

会社の同僚がうつになった、家族がうつになった、自分自身がうつになった、いろいろな場合が考えられます。

何かしてあげたい、何かできることはないか、大切な人がうつになると余計思ってしまいますね。

そんな人のために、中の人がうつ病だった時、周囲の人のこんなサポートがとても嬉しかったことちょっと勘弁して欲しかったことなどを紹介しますね。

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うつ病の具体的な症状について

座り込む姿

まずは、身近な親しい人が、そもそも本当にうつ病なのかどうかを、はっきりさせる必要があります。

うつ病といっても、症状は人によって千差万別。

実際に、中の人は、後に紹介するリワーク支援施設にも通所し、約30人程のうつ病経験者の方と、数か月間もの間、多い時には土日を除いて週5日間もの間、日中を共にしていました。

ですが、私と全く同じ症状の方は、1人もいませんでした。

それだけ、うつ病とは症状に個人差があります。

精神的症状と身体的症状について

ハートマーク

うつ病になると、大きく分けて精神的症状身体的症状が出てきます。

精神的症状としては、意力の低下、憂鬱になる、不安になる、気分が落ち込む、考えがまとまらないなど、行動するのがしんどくなって、横になりがちです。

身体的症状としては、体がだるい、睡眠障害、摂食障害、動悸がする、肩が凝る、下痢や吐き気がする、頭痛など、目に見えて様々な症状が起こります。

人によって症状は違いますが、1人で生活することが困難になりがちです。

周囲の人がサポートする場合、どのように接することが、お互いのためになるのでしょうか。

うつ病には波がある

波

うつ病は、波のある病気です。

昨日はあんなに調子良さそうだったのに、突然寝込んでしまった、態度が急変したりすることもあるかもしれません。

あまり知られてはいませんが、うつ病にも大きく分けて2種類のタイプがいます。

一般的に知られているうつ病は、「大うつ病性障害」と呼ばれるもので、あなたがイメージするうつ病は正にこのタイプです。

精神的に病んだ、やる気が起きない、なにもしたくない、会社に行きたくない、眠れない等、マイナス方向への思考が強い感じですね。

ですが、あまり認知されていませんが、「双極性障害(躁うつ病)」というものがあります。

普段よりテンションが高い、元気過ぎるくらい元気、今までと違ってとても行動的、様々なことにチャレンジしている等、うつ病というイメージから対極に位置し、プラス方向への思考が強い感じです。

この2種類のタイプについて、分かり易く説明している詳しいサイトがございますので、気になる方は下記を参考にしてみてください。

うつ病ってどんな病気?うつ病の種類

どちらにしろ、当人にとっては、自分のことで精一杯で相手を気遣う余裕がない時もあります。

そんな時は、いっそのこと少し放っておいたほうが良いです。当人にとってもあなたにとっても良い方向に進むと思います。

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具体的な接し方について

【経験者目線】うつになった友人との付き合い方を考えてみた

ここまで、うつ病とは一体どんな病気なのかについて、考えていきました。

ここからは、実際に身近な人がうつ病だと分かった時に、具体的にどのようにしていけば良いのかについて、考えていきますね。

普段通りに接する

家族写真

うつ病になったからといって、何も特別なことをしてあげる必要はありません。今まで通り、普通に接してあげてください。

しかし、こちらが普通通りに接しても、相手の反応が全くなかったり、感情的になって怒られたり、相手の反応に対してこちらがイライラしたりと、健常者であった頃のようにはいかないことが多いかと思います。

それはあなたのせいでもないですし、うつ病の人のせいでもないと思います。うつ病の人は病気の治療中で、自分のことで精一杯なのです。

仕方のないことだと割り切り、深く考えたり、焦ったり、感情的になったりしないようにしてください。

家族や同僚、友達がうつになった時にどうすればいいのか具体的にまとめた記事がありますので、良かったらご覧ください。

安心感を与える

安心感を与える

どうやって安心感を与えればいいのか。あまり難しく考えなくても大丈夫です。調子が良い時に、話を聞いてあげるだけで大丈夫です。

中の人も今でも思いますが、うつ病の症状がしんどい時は、とにかくそっとしておくことが一番です。

急性期と呼ばれる本当にしんどい期間は、人によって様々ですが、長くても1年程度と言われています。

私の場合は、半年程度、本当になにもできない、寝たきりの状態、正に廃人といわれるような時期がありました。ですが、症状は確実に少しずつ良くなっていきました。

うつ病については、本当に長い目で見る必要があると思います。

症状がある程度安定してきても、うつ病当事者にとって、常に何かしら不安を抱えたりしています。

将来のこと、復職後のこと、お金のこと、日常の些細なこと、休養中は時間もたくさんあるため、考えないで良いことも考え、一喜一憂します。

そんな時に、あなたの支えが必要なのです。中々悩みや考え事を打ち明けたりしてはくれないのかもしれませんが、タイミングがあれば、是非話を聞いてあげてください。

解決しなくても、悩みを打ち明けたことで、スッともやもやが晴れて安心します。ただし、焦るのは禁物ですので、症状の波が落ち着いてからにしましょう。

リワーク支援施設を勧めてみる

リワーク支援施設の利用

世間にはまだまだ認知されていませんが、日本にはうつ病などの気分障害者が、復職をするためのサポートを専門に行うためのリワーク支援施設(就労移行支援施設)が多く存在します。

具体的な施設を知りたい方向けに、中の人がおすすめする施設をまとめた記事がありますので、良かったらご覧ください。

身近なあなたが、うつ病当事者の様子を日頃から観察し、うつ病の一番しんどい時期(急性期)を脱したかな?と思える時期が必ずきます。症状がある程度安定したら、こういった施設を頼るのも効果的だと思います。

具体的に、こういった施設では何をしているのか、簡単にまとめた記事がございますので、良かったらご覧ください。

中の人が利用した時の話をすると、通い始めたタイミングは、回復期に入ったであろうと思った時期から、3,4回の気分の波が過ぎて落ち着いた頃(期間としては、回復期に入って3か月程度経った後)でした。

実際、最初は専属のカウンセラーとの面談がありました。面談が週1回、それを3,4回繰り返し、その後リワーク支援の体験を1ヵ月程度行いました。

その後、本体験が3か月程度あります。この辺は、施設によって変わってくると思いますので、詳しくはお問い合わせしてみると良いかもしれません。

本体験が始まると、他の利用者の方達と日中共に過ごしました。似たような境遇の方達と接することで、孤独感や疎外感も緩和していったり、いろいろな人がいるなと感心したり、とても良い刺激になったかと思います。

本体験のプログラムも、施設によって様々な違いがあると思います。

中の人が行ったプログラムは、復職するにあたって必要な知識の学習(ストレスや認知、怒りの感情についてなど)、文書修正や日報の集計といった事務作業、ボールペンの組立分解などの現業作業を経験しました。

中の人は、2024年5月現在で、リワーク支援施設を卒業し、会社へ復職を果たしてから、約3年が経過をしていますが、今現在も、数人の方とは定期的にカフェでお茶をしながら、近況報告をしていたりします。

うつ病当事者同士でしか分からないような話もありますので、うつ病の再発防止の観点からみても、とても良いことだと思っています。

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現実的な問題解決方法について

パソコンを前に頭を抱える人

少しだけ余談になりますが、うつ病当事者の身近な方、つまり家族、しかも一家の大黒柱の方がうつ病になった時に、ほぼ必ず直面する問題についても、少しだけ触れておきますね。

傷病手当金について

一家の大黒柱が、もしうつ病と診断された場合、一般的な家庭の場合、ほぼ間違いなくお金について悩みを抱えると思います。

実際、中の人の場合、中の人も心配していましたが、中の人以上に妻が心配しておりました。そんな方向けに、「傷病手当金」というものを紹介しておきます。

傷病手当金とは、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、病気やけがのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。

傷病手当金について、詳しくしりたい方は、下記のサイトを参照してみると、参考になると思います。

全国健康保険協会 傷病手当金

ただし、傷病手当金を受け取るためには、注意すべき点が多数あります。

給付を受けるタイミング、そもそも傷病手当金を受けれるのかどうか、一体いくら程度もらえるのか、様々な分からないことがでてきます。

もちろん、休職した大黒柱の方が務める会社が、ある程度のサポートはしてくれます。

しかし、中の人が休職した時に、勤めていた会社は、従業員規模1000人以上の中小企業でしたが、今思うと、全くといっていいほどサポートを受けることができませんでした。

常にうつ病患者が続出し、手慣れているようなブラック企業なら、もしかすると手厚いサポートを受けることができるのかもしれませんが、そもそもブラック企業なので、サポートする訳がありませんよね。

中の人が休職した会社は、一般的にいうと、ホワイト企業に属すると思います。

ですが、実際にうつ病当事者や親族の方とやりとりするのは、当事者の上司にあたる、管理職の方になると思います。

管理職の方が、傷病手当金について、全てを理解して、当事者とその家族の方をサポートする可能性を考えてみますと、限りなくゼロに近いものがあります。

当たり前の話ですが、管理職といっても、うつ病となった大黒柱と同じように、元々は普通の会社員です。普通の会社員が、傷病手当金について、詳しく知っている訳がありません。

後から分かったことですが、中の人の対応をして頂いた上司の方も、就業規則や社内規定、傷病手当金についての知識を自分で調べて、中の人に説明をしていたようです。

そんな時に、どのような問題が発生するかというと、本来受け取ることができる給付金を、満額受け取れない可能性があるということです。

国や保険会社、民間会社が提供している、様々保険や給付金制度は数多あります。

全ての制度にほぼ共通することが、調べてもよく分からないです。

中の人は、傷病手当金の申請を、会社に仲介してもらいながら、加入していた健康保険協会とやりとりをしていました。しかし、かなりしんどかった記憶しかありません。

ただでさえ、普段当たり前のようにできていた仕事が、当たり前にできなくなったために休職し、ゆっくりと療養に専念するために申請するのが、傷病手当金です。

ゆっくり療養に専念したいのに、そのためには難解な問題にトライしなくてはならないのでした。

はっきり申しますと、とてもではないですが、満額は無理でした。

もちろん、いくらかは実際に給付されていました。
ですが、うつ病が寛解して今も尚、結局中の人は、本来もらえるべき給付金額の何割受給できたかについて、何も分かっていないのが現状です。

そこで、最近中の人が知った、社会保険給付金「アシスト」について、紹介いたします。

まずは、社会保険給付金「アシスト」について、詳しく知りたい方は、下記をご覧になってみてください。

社会保険給付金アシスト

詳しくは、上記のサイトの通りですが、中の人が当時欲しかったサービスがそっくりそのまま利用できます。

日本全国で、傷病手当金は年間150万人の方が利用しているようですが、満額受給している割合は、かなり低いようですね。

健康な時にでさえ理解することが難しい傷病手当金について、うつ病の当事者はもちろん、冷静さを欠いている身近な人達にとって、あまりにもハードルが高いです。

日本全国24時間無料で相談を受け付けているみたいですので、少しでも気になった方は、話だけでも聴いてみると良いかもしれませんね。

復職をせずに退職するか悩んでいる方

これについても、中の人はとても悩みました。

結果的に、中の人は退職をせずに、復職を果たして数年経過しております。

ですが、うつ病は個人によって、要因、職場環境、仕事内容、家庭環境、イベント、不慮の事故に遭遇等、全く違います。

たまたま、中の人の場合、復職をしてみた結果、2024年5月時点までは上手くいっているだけですので、今後とも、自分の健康に気を配りながら生活していくつもりでいます。

うつの原因が会社にあり、上司や部下、同僚や取引先等との人間関係だった場合、復職するためには、注意が必要だと思います。

中の人が思う絶対条件は、うつの要因が特定の誰かであった場合、必ずその特定の方と、物理的にも仕事的にも、距離ができる確約が必要になるかと思っています。

会社側から配慮を受けることができれば、とても良いかと思いますが、全ての会社が配慮してくれることは、現実的に厳しいと思っています。

この場合は、退職もひとつの選択肢になるかと思います。

中の人が、うつ病になったことがある方と接していて、いくつか共通点を見つけました。

①真面目で責任感が強く、一所懸命に仕事をしている人
②一度も転職をせずに、新卒入社から現在まで同じ会社で働き続けている人
③人当たりが良く、自己犠牲精神が高い人

あなたがこの記事を読みながら思い描く人物は、もしかすると上記3点のどれかに該当するのかもしれません。

そして、退職をしたくても、できない人が一定数存在するのが、中の人の認識です。

そんな時に、利用すると良いなと中の人が感じたものが、最近若者等の間でも流行りつつある、「退職代行サービス」です。

検索してみると、全国的に展開している会社がいくつかありますが、中の人が1番良い感じだと思ったものが、退職代行「SARABA」でした。

退職代行サービス「SARABA」について、詳しく知りたい方は、下記をご覧になってみてください。

退職代行

詳しくは、上記のサイトの通りですが、中の人がもし退職を決意し、どうやって退職しようかと悩んだ場合、1番利用してみたいと思えるサービスでした。

そもそも、退職代行が何故ここまで需要が増えてきたのかについても、少し触れておきますね。

ひと昔前までは、「終身雇用制度」が当たり前の時代でした。

最初に選択した会社で、生涯仕事をするのが常識でしたし、実際に生涯転職をしたことがない人も多かったはずです。

ですが、元号も令和となり、当時の「終身雇用制度」は崩壊しつつあります。

転職してキャリヤアップ、賃金や待遇の向上、より自分に適した労働環境、ネット環境の向上、5G、様々なアプリやツールの登場、働き方改革による働き方の多様性、新型コロナ禍によるリモートワークの促進等、挙げればきりがないほど、若い世代にとって、転職するのが当たり前の時代となってきています。

ですが、転職してはみたいけど、自分だけ突然退職することで、会社や仕事仲間に迷惑が掛かる、会社に言うのが怖い、将来が不安等、自分以外の人に親切丁寧な優しい方にとっては、ハードルが高いものです。

うつ病は、何歳になっても、突然発症する病気です。

もちろん、突然といっても、症状が少しずつ現れ始め、最初はなんとなく体調が悪いかな程度です。

ですが、場合によっては、いつまで経っても、いくら休んでも、治ることがなく、慢性的にそのような状態となる、それがおそらく統合失調症や不眠症、そしてうつ病となり得ます。

今まで大丈夫だったから、今後も大丈夫と限らないのが、うつ病の怖いところのひとつです。

50歳前後で、子供を大学や専門学校に通わせる必要がある時期に、容赦なく襲い掛かってくるのが、うつ病です。

もちろん、復職するのか、退職するのか、とても大切で大きな決断です。うつ病になると、判断基準が曖昧となり、些細なことでも判断することが難しいです。

うつ病当事者を支えている身近なあなただからこそ、当事者に寄り添って、じっくりと考えて、結論を出すと良いと思います。

考えた結果、退職を選んだ方は、上記で紹介した退職代行サービスを利用するのも、選択肢のひとつにしてみてくださいね。

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おわりに

如何でしたか?

親しい人がうつになると、いろいろと考えたり、不安になったりすることもあるかもしれません。

そんな時こそ、落ち着いて、この記事のことを思い出してみてください。

この記事が、少しでも多くの人の参考になれば幸いです。

うつに関することを他にも発信していますので、良かったらご覧ください。

うつブログ

最期まで読んで頂きありがとうございました。