【体験談】うつになった時の初期症状とその後について
この記事は、こんな人におすすめします。
・体調が悪いのがなぜかわからない時
・もしかしてうつかもしれないと思った時
ちなみに、中の人は2019年にうつ病を発症しました。
その経験を元に下記のことが分かる内容でお届けします。
・体験談を紹介します
それでは、早速見ていきましょう。
うつになった時の初期症状とその後について
あなたはうつになったことがありますか?
中の人は、結果的にうつと診断されて、療養した経験があります。
うつの存在は知っていたけど、うつとは無縁の世界で生きてきたので、今でも信じられないことがあります。
今回は、誰しもが発症する可能性を秘めているうつについて、初期症状からその後について紹介しますね。
初期症状
社会人になって10年経って、中堅社員となっていた頃、それは突然やってきました。
社内で部署異動があった直後くらいから、ちょっとずつ何か違和感を感じていました。
仕事がやりにくい、
やる気が出ない、
考えがうまくまとまらない、
こんな症状が出始めました。
うつの症状について、もっと具体的に知りたい方は、詳しくまとめた記事がありますので、そちらをご覧ください。
しかし、ちょっと調子が悪いことなんて今までも経験したことありますし、時間が経てば良くなると思い、特に深く考えることはしませんでした。
後から考えてみると、この時に何か行動を起こしていれば変わっていたかもしれませんが、おそらくこの時点では気付くことはほぼ不可能です。
同じ症状が続いている
良くなると思っていた症状が、1ヵ月、2か月と続いていた頃、ちょっとおかしいと感じることが増えてきました。
それどころか、症状は悪くなる一方でした。
仕事が全く捗らない、
何をしていいのか分からない、
考えるのがしんどい、
ちょっと普通ではないと思いつつも、どうしていいのか分からないですし、人に相談しようにも、どうやって相談すれば良いのか分かりませんでした。
この頃には、既にうつを発症していたのだと思います。
しかし、いつか良くなると根拠のない妄想を膨らませて、なんとか仕事には出ていました。
仕事で疲れ果てているはずなのに、家に帰っても落ち着かない日々を過ごしていました。
そのうち、眠ることも満足にできない日々が続いてきます。
この記事を読んでくださっている方で、似たような経験や症状が出ている人はいませんか?
もしかしたら、それはうつの症状かもしれません。
違ったら違ったですみますので、少しでも気になる方は病院を受診してみると良いかもしれません。
しかし、病院にはどうしても行きたくないと思う人もきっと多いと思います。
そんな方向けに、気休めかもしれませんが、うつに効果のある市販薬についておすすめを紹介した記事がありますので、試してみるのもひとつの手かもしれません。
これ以上は無理と感じた時
同じような症状が続いてきて、心身ともに疲弊しきった頃、些細なきっかけで会社を休みました。
そして、その後もなにかと理由を付けて会社を休み続け、完全にダウンしてしまいました。
中の人の場合、とにかく考えることができなくなっていました。
常に頭の中がパニックとなっていて、例えるなら仕事の繁忙期で何から手を付けていいのか分からなくなる感覚に近いと思います。
今でも、この時休んで良かったと思っています。
もし、このまま出社していても症状は良くなっていなかったと思いますし、とても普段通り仕事ができる状態ではありませんでした。
一度うつの症状が出始めると、通常通り過ごしながら自力で治すことはほぼ不可能と思います。
少しでもうつかもしれないと感じている方は、思い切って数日から数週間休みをもらうなど、症状が酷くなる前に、何かしら対処することをおすすめします。
症状が酷くなると、そんな考えさえ出てこなくなってしまいます。
病院へ行くのが1番良いのですが、精神科や心療内科に抵抗のある方も多いと思います。
病院に行かないとどうなるのか、詳しくまとめた記事もありますので、良かったらご覧ください。
休み始めてからも
症状が酷くなってくると、人それぞれ経緯は違っていても、まとまった期間療養する人が多いかと思います。
うつのしんどいところは、2,3日休んだところで全く症状が改善されないところです。
辛い症状が1週間、2週間と続き、いくら安静にしていても良くなる気配がないのが普通なのです。
あまり知られていませんが、うつになると精神的な症状の他にも、身体的症状も出てくることがあります。
ここまでなって初めて、中の人は病院を受診しました。
今思うと、もっと早い段階で病院へ行けば良かったと思っています。
どうしても、うつと向き合いたくなかった記憶があります。
健常者でいたい、
病院へ行ったらうつ病と診断されるかもしれない、
自分はうつ病なんかではない、
様々な思いを抱いていました。
それは当然の思考であり、誰も自分のことをうつとは認めたくないと思います。
症状を改善させる第一歩として、うつを認め、きちんと向き合うことが大切だと、今では思っています。
少しずつ回復の兆しが見える
病院にも定期的に通い、2か月程度の期間が経過しました。
この頃になると、なんとなく全体的に落ち着いてきたと感じ、しんどい時みたいな強い症状は緩和されていたのだと思います。
しかし、良くなるにつれて、思うこともありました。
なんでこんなことになったんだろう、
このまま良くならないのかな、
今後どうして生きていけばいいのだろう、
現状と将来に対して不安と不満を募らせていっていました。
こんな時にもんもんとしか過ごすことができなかった中の人ですが、同じような体験をする人もきっといると思います。
そんな方向けに、休養中のおすすめの過ごし方についてまとめた記事がありますので、良かったら参考にしてみてくださいね。
症状もだいぶ落ち着いてきたら、復職などを考えはじめるようになりました。
しかし、うつになった人を果たして会社や同僚は受け入れてくれるのか、ずっと考えていました。
いくら考えてみても、結論が出ないまま、刻々と時間だけが過ぎていきました。
復職する
答えの出ない日が出ないまま、会社と連絡を取っていく中で、出社できる時に出社してとの話を受けました。
夜になると、明日は会社へ行こうと思いながら、就寝します。
そして、起きて準備をして、玄関を出る前になると、どうしても行けなくなるのでした。
そんなことを何回も繰り返していくうちに、自分はなんでこんなことになってしまったのだろうと、強く思います。
人それぞれ復職する時の状況は違うと思いますが、行き辛いのは変わらないです。
その頃の自分に言うとしたら、行きたくない日は無理して行かなくても良いと伝えたいです。
この記事を読んでくださっている人の中で、復職が決まっている方もいるかと思います。
復職の日だからと言って、無理はしてはいけません。
行けない時は、まだ少し休ませてくださいと伝える勇気も必要なんだと思います。
中の人は、準備して玄関の手前まで行く日々を続けていくうちに、ある時玄関を開けてしまいました。
それからのことはあまり覚えていませんが、行動すると意外となんとかなるものだと感じました。
そして、それだけ症状が改善していたのだと思います。
おわりに
如何でしたか?
あくまでも中の人の体験なので、万人が共感できるとは思っていませんが、きっと同じ境遇の人もいると思います。
この記事が、少しでも多くの人の参考になれば幸いです。
うつに関することを他にも発信していますので、良かったらご覧ください。
最期まで読んで頂きありがとうございました。