【初めてのうつ】他のうつ病の人はどんな体験をしているのか
この記事は、こんな人におすすめします。
・初めてのうつで不安
・他の人はどうだったのだろうか
ちなみに、中の人は2019年にうつ病を発症しました。
その経験を元に下記のことが分かる内容でお届けします。
・他の人がどうだったか分かります
それでは、早速見ていきましょう。
自分以外のうつ病の人は一体どんな体験をしているか紹介
初めまして、がぜあんと申します。
今回は、中の人が初めてうつ病になった経験を、時系列に沿って紹介しますね。
あなたの参考になるかもしれないですし、ならないかもしれませんので気楽に見てくださいね。
うつ病を経験した人の経歴
建設業を営んでいる会社で会社員として、現場作業や施工管理作業に従事していた男性29歳。
会社も勤続10年を迎え、それなりのことはできるようになってきた頃です。
詳しいプロフィールはこちらで紹介していますので、気になる人はご覧ください。
性格を自己分析すると、真面目で人のためになることをするのが好きな性格です。
目立ったことが苦手で、心の底にいろいろと秘めたがりのめんどくさがり屋。
こうしてブログを継続していることが嘘みたいと今でも思っています。
どこにでもいる、いたって普通の人だとは思っていますが、こんなことを言っている時点で普通ではないのかもしれませんね。
それでは、うつ病を発症する前から順を追って見ていきます。
発症前
8月に会社で部署異動があったため、慣れ親しんだ部署を離れ、同じ事務所内の別の部署へと移りました。
今思うと、それがうつ病を発症した間接的な要因となった気がします。
異動は同じ事務所内のため、見知った人ばかりで人間関係に1人の例外を除いては特に不満もありませんでした。
その例外の1人も、仕事上だけの付き合いをしておけば良いと思っていました。
業務自体も顧客だったりルールだったり少しずつ変わりましたが、根本的なところは同じため、そこまで苦労はしてなかったと思います。
そんな普通の日々を順調に過ごしていたはずなのですが、普段の業務内ではあまり関わらない、責任の大きめの仕事を受けた頃だったと思います。
少しずつ、体調や気分に変化で現れ始めました。
発症前後
最初に違和感を覚えたのは、異動して2か月くらい経った10月頃のことです。
責任の大きめの仕事に対して、四苦八苦しながらもなんとかやり遂げてやると思っていたはずでした。
しかし、その思いとは反比例して、やる気や気分が徐々に落ちてきました。
最初は疲れが溜まっているだけだろうと、少し休めば良くなる。
人間だもの、落ち込むことややる気がない時もあるさ、そう思い特に気にしてはいませんでした。
しかし、そう言った日々が
1週間、
2週間、
3週間、
1ヵ月と続いていったのです。
それと合わせて、例外の1人と仕事上でどうしてもコミュニケーションを取らなければならず、多少のストレスも抱えていました。
日に日に仕事に行くのが億劫となっていきました。
そして、びっくりするくらい頭が回らなくなっていきました。
簡単な仕事や今まで何度も経験したことのある仕事も手がつかなくなってきて、しまいには数を数えたりするのも分からなくなってきた気がしていました。
すでにうつ病をこのころ発症していたのだと思います。
ここまでくると、誰かに相談したくても、相談の仕方が分からなくなり、辛い日々をなんとか普通に見せかけて、ひたすら耐え抜く日が続いたのです。
地獄のような日々を3か月程度過ごしました。
毎日がわけの分からない状態が続き、脳を介さず身体の反射でなんとか過ごしていたイメージです。
ある時、会社の懇親会に参加した翌日、仮病を使って会社を休みました。
すると、堰を切ったように全てが崩れ去り、そのまま会社へ行くことができなくなりました。
1ヵ月目
会社には仮病を使い続けて休みました。
腹痛、
頭痛、
熱がある、
風邪を引いた、
身体がしんどい、
ありとあらゆる仮病を使い切った自信があります。
毎朝上司に連絡するのがとても申し訳なかったことを覚えています。
そんな日々が2週間も経過すると、さすがに会社も異変に気付き、話をするために家まで上司がやってきました。
そこで、初めて、今の自分の現状を伝えました。
中の人がとにかく辛かったのが、思考能力が低下したことでした。
考えることができなくなると、何もできなくなり、人と話すのも何を話して良いのか分からなかったですね。
会社からは、まずは何かの病気じゃないのかと心配され、内科や脳神経内科、総合病院などにもいくよう勧められました。
全て行きましたが、特に異常は見つからず。
日々の動向を会社に伝えるのも億劫で、携帯電話がいつ鳴るのか、とてもびくびくしながら休養していたことを覚えています。
休んでから1ヵ月が経とうとしていた頃、流石に会社も自分自身も、ある病気が思い浮かんできました。
そう、それが「うつ病」でした。
2か月目
会社からは、出れそうな時に出てきていいよと常に言われていましたが、1ヵ月も休むと会社へ行く気力もなくなっていました。
そんなとある日、会社との面談時に言われたのが、診断書をもらって来てとのことでした。
診断書って?と最初は思いました。
なぜなら、まだその頃は「うつ病」とは診断もされていなかったのです。
自分では気づかないですが、他から見ると、明らかにうつになっているのが分かっていたのかもしれませんね。
抵抗がかなりありましたが、診療内科を受診することにしました。
いろいろと葛藤があり、病院を探すのにも苦労しましたが、結果的に「うつ病」と診断されました。
そこで初めて、自分はうつになったんだなと自覚しました。
心のどこかに、自分がまさかうつになるとは思っておらず、健常者でいたいと言う気持ちが強かったのです。
そこからのことはあまり覚えていません。
とにかく家で何もせず同じことを考えては考えるのをやめ、また考えては考えるのをやめる生活が1ヵ月くらい続きました。
その頃、会社の勧めがあり、半ば強制的に実家へと帰ることとなりました。
3か月目
実家の両親へ事情を伝えるところから始まりました。
両親に心配を掛けたくないと強く思っていたので、ひどく抵抗がありました。
勇気を出して伝えると、どこか悲し気にしていたのを覚えています。
帰ることにも抵抗がありましたが、仕方なく帰りました。
今思うと、帰ったことで症状も落ち着いてきた気がします。
両親の存在は思いの外、安心感もあったのかもしれませんね。
特に何をするわけでもないまま、1ヵ月近く過ごしていました。
調子も良いとは言えなかったですが、考えることができるようになってきて、
そろそろ復職してみても良いかなと思ったりすることもありました。
そんなことを考えている間に、あっという間に実家での暮らしが終わり、復職の日が近づいてきました。
復職前
会社からは、来れる時に来てくれたらいいと言ってくれていました。
この頃になると、思考能力が元に戻ってきた変わりに、
会社へ行く時はどんな顔をしていけばいいのか、
同僚とどう接すればいいのかなど、
会社へ行った時のことばかり考えていました。
どうしてもネガティブになり、
家のドアを開ける寸前までいき、やっぱり行くのを辞めるなど、日々葛藤していたことを覚えています。
中々行くタイミングが掴めず、苦労しました。
そんな日を何週間も過ごしたある日、会社へこの日から行きますと上司に伝えました。
そして、遂にその日を迎えたのです。
復職後
そこからの出来事も、あまりよく覚えていません。
今覚えているのは、行ってしまうと思ったより同僚は普通に接してくれて、最初はよく疲れていましたが、
2日、
3日、
1週間、
2週間と過ぎていくうちに、どんどん普通の感覚となってきました。
1ヵ月も経つと、うつ病とはなんだったのかと思えるほどに、びっくりするくらい普通の生活を過ごすことが出来たのでした。
復職してから考えたのが、なぜうつ病になったのか、その原因について考えていました。
結論としては、大きな仕事と人間関係が原因だったような気がしていました。
しかし、本当にそれが原因だったのかどうか、本人でさえはっきりとは分からないままです。
終わりに
如何でしたか?
中の人のうつ病になった経緯と流れについて、簡単に紹介しました。
この記事が、少しでも多くの人の参考になれば幸いです。
うつに関することを他にも発信していますので、良かったらご覧ください。
最期まで読んで頂きありがとうございました。